会社名 | 有限会社畠山紙器 |
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従業員 | 10名(パート・アルバイト含む) |
創業年月 | 1970年9月 |
所在地 | 東京都 |
50年以上にわたって草履を入れる箱をつくり続けてきた老舗の町工場「畠山紙器(貼り箱屋)」。
この工場はずっと草履の箱だけでやっていましたが、ご存知の通り、いまや草履の需要などわずかなもの。それだけで商売は成り立ちません。
ここには、高級な箱の製作でそんじょそこらのお店には絶対に負けない品質、つまり「他社にはない強み」がありました。この強みを最大限に活かすために、オーダーメイドの箱の受注生産をするという商売を始めました。
いまのご時世、なんらかの用途で高級な箱を求める人はどこかにいます。
そして彼らはインターネットで箱をつくってくれるお店を探します。
ゆえに、オーダーの受注も宣伝も必然的にインターネット上で展開することとなります。
結果、Webサイトをしっかりとつくり、サイトを拠点としてオーダーメイドを募っていく事業へとシフトしたのです。
単価は高いけれども、小ロットから高級箱のオーダーメイドの受注生産を始めた結果、問い合わせが止まらなくなりました。無料でサンプル品をつくるというサービスも功を奏しました。
かつては少数の決まった取引先しかいませんでしたが、いまはインターネットを舞台にあらゆる場所からオーダーが舞い込んできます。日本全国、ときには海外から発注があります。
つまりインターネット経由の商売に切り替えることで、大きく商圏が変わったのです。
これも受注増の大きな要因の1つです。結果、売上が300%もアップしました。
驚くべき特徴がもう1つあります。
このように事業を切り替えて売上が大幅に増えたのですが、なんと従業員は1人も増やしていないのです。従業員は変わらずたったの3名で、あとは数名のパートスタッフのみ。
裏では今まで手書きだった見積書・納品書・請求書をクラウドツール導入によってデジタルシフトして業務効率化を実現。そして、インターネットを活用することで売上は3倍です。まさにホームページが営業マンです。
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